平成28年11月6日(日)、休校記念事業の一環として「本校舎見学会」が開催されました。
参加者は8時にいわき明星大学の駐車場に集合。大型貸切バスで本校舎へ出発しました。
双葉町の本校舎は帰還困難区域にあり、自由に立ち入ることはできません。
今回は参加者をこのホームページ等で募り、特別に入ることができました。
バスの車内では、参加者1人ずつ自己紹介が行われ、世代を超えた参加者が和やかな雰囲気で本校舎へと向かいました。

休校記念事業の一環として、正門前にある校歌の石碑の隣に記念プレートを設置しました。
見学会の始めに、中井実行委員長と小島校長による除幕が行われました。
プレートには、「復活、双高」の休校記念事業のメインテーマと校歌、校舎の写真が刻まれています。


その後、参加者全員で校舎周辺を散策。




校庭には、草が伸び、一部には除染で出た放射性廃棄物が保管されています。
当日は、安全管理の観点から校舎には入りませんでしたが、ここでいくつか現在の校舎内の状況を御紹介します。
震災後に本校舎に立ち入った職員は数える程度。校舎内はほぼ手つかずの状態です。





先日実施された双葉町による3D測量の様子です。
「双高のつどい」双葉町長あいさつでも紹介されましたが、上記のような校舎の様子を記録し、震災と原発事故を風化させない取り組みが行われています。

同窓会館・栴檀会館の屋上からは周りを一望することができました。

双高生御用達(?)の大幸食堂
校舎見学のあとは、双葉駅や駅前のステーションプラザに立ち寄り、帰路につきました。
帰路のバスでは、感想を共有したり、校歌を歌ったりしました。
当日参加した同窓生がこちらで様子を紹介してくださっています。
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https://www.facebook.com/futakououendan/photos/?tab=album&album_id=1106755132773643(Facebookのアカウントがなくても閲覧することができます。)
今回は一般参加者・教職員・報道関係者合わせて約40名での訪問でしたが、いつか、たくさんの生徒たちと教職員が戻ってくる日を、校舎と栴檀の木が待っています。
