今年の夏休み中、2年生の2名が、それぞれ異なるプログラムでアメリカ合衆国に研修に行ってきました。
<菊池歩実さん>
菊池さんは、8月2日~12日まで、
中国アメリカビジネス協会様に御招待いただき、アメリカ研修に行ってきました。
研修のメインは「
Global Officials of Dignity Awards」という国連本部で開催されるイベントで、自身の震災の体験についてとそこから学んだこと、世界の人々に訴えたいことを発表しました。
この研修については、双葉町役場の皆さまと双葉高校同窓会青年部の皆さまに多額の御協力をいただきました。
御協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
発表の様子
発表の様子の動画は、こちらで御覧いただけます。2nd Humanitarian Summit - Ben Lai and student delegation speech
https://youtu.be/cpWLg1jPqPQ国連本部で、イベント主宰のMaria Amorさん・アフリカ文化大使のTunde Adetunjiさん(中央)と一緒に

自由の女神像があるリバティ島からニューヨーク市街を臨んで

菊池さんの感想
今回、私は発表のためにアメリカに行ってきました。私の他に10名の学生が参加し、そのうち4名がイベントで発表しました。
イベントの2日目に、私たちはスピーチを発表しました。発表前はとても緊張しましたが、周りの人たちが応援してくれたり、緊張をほぐそうとしてくれたりしたのが嬉しかったです。いざ発表する壇上に立つと、緊張で手足が震え、口が思うように動かなくなりましたが、自分が伝えたいことが伝わるように、自分なりに頑張りました。発表が終わった後に「よかったよ。」と言ってもらえて、やってよかったと思いました。
また、イベントでは、世界中の様々な国からいらした受賞者による、その国が抱えている問題やそれにどう対処しているのかなどのスピーチがありました。私は知らなかった問題もあったりして、勉強にもなりました。また、日本と同じく大地震が発生したネパールからいらした方のお話を聞いて、考えていることは同じなのだなと感じました。
イベントが終わってからは、観光もできました。有名な大学や自由の女神、ワールドトレードセンターなどを見てきました。アメリカという異文化にも触れて、カルチャーショックを受けつつ、アメリカの良し悪しを知ることができ、逆に日本のすばらしさにも気づくことができました。
今回、このような経験ができて良かったと思います。
<夏目裕大くん>夏目くんは、7月21日から8月11日まで、ソフトバンク主催の「TOMODACHIサマー2015 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」に参加してきました。
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手・宮城・福島の高校生と一緒に、カリフォルニア大学バークレー校で研修を受けたり、地域プログラムに参加したそうです。
このプログラムには、これまでも本校から2名が参加しています。
夏目くんの感想
私は夏休みの間に21日間アメリカのカリフォルニアに行ってきました。そこでは地域貢献やリーダーシップ、アメリカの文化を学んできました。滞在中はUCバークレー大学の寮に入り岩手、宮城、福島から選ばれた高校生の仲間達と生活してきました。そこでは多くのことを学びました。自分の地元をどう活性化させようかや、アクションを起こすにはどうしたら良いのかなどを学びました。
この体験を振り返って、とても充実していました。多くの仲間やアメリカ人の友だち、ホームステイの家族やスタッフの人たち、自分を成長させてくれたプログラムに感謝したいです。
2人とも、今回の経験を今後に活かし、活躍してくれることを願います。