1月29日(金) 3・4校時を利用し、3校合同性教育講演会を実施しました。
講師には、福島県立医科大学地域産婦人科支援講座教授で、普段はいわき市立総合磐城共立病院に勤務されている本多つよし先生をお迎えしました。
「医療現場から見た10代の性~自分が感じていることを中心に~」というテーマで、①人工妊娠中絶の現状、②10代の性感染症の問題点、③子宮頸がんの撲滅に向けて、④少子化対策とはの4つの点についてのお話がありました。

印象的だったお話をいくつか紹介します。
・自分の体を守るためには、正しい知識を持つことが大切。人工妊娠中絶の数の推移を見ると、10代のときに人工妊娠中絶の数が全国ワースト上位だった年代が、20代以降になっても全国ワースト上位になってしまっている。若いときにしっかりとした知識を身につけておかなければ、大人になってからも繰り返してしまうのだ。
・性感染症については「罪つくりなミツバチ」と覚えておいてほしい。働きバチは本来はメスだが、ここではオスと仮定して考えてみる。ハチはキレイな花を求めて次々と飛び回るが、その足には花粉が付いている。必要とされる花粉ならばよいかもしれないが、もしかしたら花からしてみれば必要ではない花粉で迷惑かもしれない。性感染症のウイルスも同じで、不用意に飛び回ってウイルスをまき散らすようなことはしてはいけない。
・女性は30代後半になると排卵の数が減少してしまうし、高齢出産となり危険性が高まってしまうので、そのことを踏まえて人生計画を考えてほしい。
生徒たちもとても興味津々に聴いていました。
本多先生、お忙しい中、大変ためになるお話をありがとうございました。